お口を開け閉めするときにあごが痛い、音がする、口を開けにくいというお悩みはございませんか。さまざまな要因が絡み合って起こる顎関節症。放っておくと、頭痛・めまい・耳鳴り・イライラ感・肩こり・腰痛などの原因となります。

●口の開閉時に「コキッ」という音が鳴る
●大きく口を開けると、あごに痛みが走る
このような症状がある方は、顎関節症かもしれません。顎関節症とはさまざまな症状の総称ですが、おもに「あごの痛み」「あごの音」「口が開かない」という症状があります。
過度のストレスや咬み合わせのずれ、生活習慣、中枢神経性など、複数の原因が複雑に絡み合って起こることが多いとされています。そのほかにも、うつぶせ寝や歯ぎしり、食いしばり、頬づえといった習慣が原因として考えられます。
スプリント療法では、マウスピースのような装置(スプリント)を使って治療を行います。多くの場合、徐々にお口が開くようになり、食事や会話が楽になります。
また、食いしばりや歯ぎしりが原因になっているときは、スプリントを使ってあごを保護することで、痛みを抑える効果も期待できます。
歯ぎしりや食いしばりなどによって顎関節の周囲の筋肉が常に緊張していると、顎関節が悪くなくても口の開閉がしづらくなることがあります。また、顎関節症治療のために使用した装置が原因で咬み合わせが悪くなり、かえって症状を悪くすることもあります。
当院では顎関節症か否かの診断を的確に行うため、患者さまの日常生活やクセなどについて詳細に伺います。そして、しっかりと治療計画を立てたあと、場合によっては鎮痛剤を処方するなど症状を和らげる処置を行いながら、根本的な原因を解消していきます。